正に夢の競演!2008年11月東京、Terry Bozzio、Pat Mastelotto、Tony LevinのトリオにAllan Holdsworthが加わるという、贅沢極まりない編成のドリーム・バンドがおこなった3日間限定のステージ、その2日目にあたる11/28のライブを極上音質のオーディエンス録音にて完全収録。注目すべき演奏内容は、ファースト・セット1曲、セカンド・セット1曲、アンコール1曲の合計3曲のインプロ・ジャム(1曲あたりの演奏時間が30分〜40分と長く、その展開も目まぐるしいため、曲中の区切りが良い所でトラック割りをおこなっています)。ファースト・セット後のTerry BozzioのMCでも明らかなように、リハも取り決めも何も無し、各人がお互いのプレイに呼応し終着点を設定しないでおこなわれた壮絶なインプロヴィゼーション・バトルは、真剣による鍔迫り合いを目の当たりにしているかのような手に汗握るものです。Wildlifeレーベルより同時発売の3日間全て素晴しい録音状態のマスターが用いられていますが、この2日目の音源はその中でも一頭抜きん出た輪郭のはっきりした高音質による収録となっており、各楽器の粒立ちの良さと低音部の迫力は圧巻で、近年のクリムゾン・サウンド的な重厚なサウンドを楽しめます。もちろん、超絶技巧を誇る4人が織り成すインプロヴィゼーション合戦は、日ごとにまったく違う展開となっており、全てがこの3日間この現場でしか生み出されなかったであろう貴重な記録といえるので、ファンであれば全ておさえていただきたい必聴の3タイトルです。
◆Miracle Session in Tokyo, Japan 28th November 2008 (Improvisation Jam #1) 1. part-1 2. part-2 3. part-3 4. part-4 5. part-5 (Improvisation Jam #2) 1. part-1 2. part-2 3. part-3 encore; 4. Improvisation Jam #3 ◇Personnel; Terry Bozzio (drums), Pat Mastelotto (drums), Tony Levin (stick bass), & Allan Holdsworth (guitar)