1966年5/15、イングランドはレスターでおこなわれたライブが、2014年最新のリマスターを施されて装いも新たに登場。ザ・バンドの母体となるレヴォン&ザ・ホークスをしたがえておこなわれたワールドツアーのある種異様な空気感を伝えてくれる貴重なライブとして、古くからのコレクターにはお馴染みの本公演。本作に使用されているマスターも、これまで決定版とされていたものと同様の会場フロント・ロウで録音されたモノラル・オーディエンス・ソースですが、このたび新たに最新のリマスターが施されたことにより、音源を包む膜が1枚も2枚も剥がされたようなクリアで迫力あるサウンドへと変貌を遂げています。「時代の代弁者」からの脱却とエレクトリックへの転向、ビートルズをはじめとした数多くのミュージシャンに多大なる影響力を誇っていたこの時期のライブは、ファンであれば避けては通れないでしょう。音質はやはりマニア・コレクター向けの域を出ないかもしれませんが、この演奏内容は間違いなく全てのファンの心を鷲掴みにするものと確信します。
◆De Montfort Hall, Leicester, England 15th May 1966
01. She Belongs To Me 02. Fourth Time Around 03. Visions Of Johanna 04. It's All Over Now, Baby Blue 05. Desolation Row 06. Just Like A Woman 07. Mr. Tambourine Man 08. Tell Me Momma 09. I Don't Believe You (She Acts Like We Never Have Met) 10. Baby, Let Me Follow You Down 11. Just Like Tom Thumb's Blues